5月に、台湾に行ってきました。

リノベーション先進国と言われる台湾。

日本統治時代の建築がリノベーションされて多く残っているそうです。

 

訪れたのは、リノベーションの聖地とも言われている台北市、松山文創園区。

この施設は、もともとは1937年から1998年まで煙草工場として利用されていました。

台湾のリノベーションの中でも、改築が少なく、当時の姿を多く残しているそう。

当時倉庫として使われていたこの建物では、大空間を利用して、展覧会が開催されていました。

現在、台湾設計館として利用される工場の建物では、カフェや雑貨屋が入っており、オシャレな若者が集うスポットといった感じ。

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痛んだ壁や床とモダンな家具。

 

こちらは、煙草工場の託児所だった施設。

現在は、本屋として利用されています。

閲楽書店(Yue Yue Bookstore)

廊下がこんな感じ。

木製の窓枠にヴィンテージ風のペンダントライト。

懐かしい雰囲気に和みます。

現しの勾配天井も素敵。

棚ごとにジャンル分けされており、思想書、アート系書籍や写真集、絵本、文学といった感じのラインナップ。

インドネシアの出版社発行のアートブックや、セルフパブリッシングのようなアートジンなど、かなりディープな本もありました。

(インドネシアのアートブックを買おうとしたら一点しかなく、USEDでもいいから欲しい!と伝えましたが、販売できないとのことで断念。)

読み物の棚には、日本文学の翻訳や日本語の文庫本なども置いてありました。(やはり村上春樹作品がとても多かった。)

店内の半分をテーブルと椅子が占めており、図書館のようになっていました。

(お茶も飲めるらしいです。)

間接照明がムーディーだけど開口が沢山あるので店内は明るく開放的で、図書館のような懐かしいような温かい雰囲気もある特別な空間でした。

 

 

引き続き、折を見て台湾建築をご紹介していきます!

(つづく….。)