先日、LIXIL西新宿ショールームにある「住まいStudio」に行ってきました。

この住まいStudioでは、人工的に冬と夏の季節を館内につくり、住宅性能の違いによる体感の違いを体験できる施設です。

館内は大きく、3つのパートに分かれています。

1つめの「Studio01 冬」では、

・昔の家….昭和55年に設けられた、「省エネルギー基準」の家

・今の家…平成２８年基準、現在の「省エネルギー基準」の家

・これからの家….2020年の「省エネルギー基準」を見据えた家

の三つの部屋が用意されています。

それぞれの部屋の外の温度は0度に設定されており、真冬の季節でそれぞれエアコンの温度を20度に設定した状態での断熱性や、暖房効率を体験することができます。

昔のお家

今のお家

これからのお家

各部屋には、部屋全体のサーモグラフィが確認できるモニターが設置されており、モニターでも時代ごとの断熱性能の変化を確認することができます。

部屋をでると、それぞれの家の仕様の、壁、窓の断面が展示されていて、一目で、どの箇所にどんなものが入っているのか、時代ごとの変化を見比べることができます。

部屋外側の温度もサーモグラフィで確認ができます。色が赤くになっている箇所が多いほど、外に暖房の熱が逃げている状態です。

昔の家と比較してみると、これからの家では、色に変化がある箇所が少なく、暖房効率が高いことがわかります。

「冬の屋外」という部屋では、実際に３つの家の外壁や窓を触って、確かめることができます。

続いて、「Studio02 夏」

このパートでは、夏の日差しの入り方を実際に室内にいる状態で体験することができます。

冬と夏とでは日射角度が異なり、部屋への陽の光の伸び方が異なります。

西面、南面、それぞれの光の入り方を確認し、インテリアや庇の計画の参考にすることができます。

最後に、「Studio03 窓」

このパートでは、窓枠に使用される素材の熱の伝わり方、強度を比較することができます。

アイスクリームに刺さったスプーンが、それぞれ異なる素材でできており、アルミ、樹脂、アルミと樹脂のハイブリット、の素材を比較することができます。

 また素材によって、内側からの窓枠の出方も確認することができます。

以上3つのパートを通して、断熱性能の比較を体験できるので、気になる方はぜひ足を運んでみてください。