ソラマドさいたま

まずは脱間取り

 

元祖「ソラマド」として、ソラマドファミリーの中で有名なのが、瀬戸内市にある鉤流邸です。このお家、イラストで描くと下の図のようになります。中庭をぐるっと取り囲んでいるのが、生活スペース。あれあれ?トイレとお風呂を除いて、部屋を仕切る壁が全くありません。部屋と部屋の境は可動式の収納ボックスで仕切っています。つまり、鉤流邸は一部屋しかないのです。

 

鉤流邸が完成したのが2002年。小学4年生と2年生だった子供達は、大学生と高校生になりました。その間、空間は"その時もっとも使いやすい形"に、何度も変化しました。

「個室がないからいやだと思ったことはありません」と子供達。 この言葉、個室+LDKでついつい間取りを考えてしまいがちな私達には、とても気になる言葉です。

そもそも、個室+LDKっていつ、何のために使われ出したのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

個室+LDKという間取りの考え方は、高度成長期に公団住宅などを建築するために編み出されました。家族構成にあてはめるだけで間取りができるので、手間がかからないし、「寝る」「食べる」「寛ぐ」「勉強する」など、機能に合わせた部屋割りは合理的にも思えました。

しかし現実には、部屋数はあっても一つ一つが小さくて物があふれたり、子供が個室に閉じこもって、家族の団欒が失われるという事態も起こりました。

 

 

「ソラマド」では、広いオープンな空間をつくり、家族の成長に応じて、場をつくり変えていくのが自然なことだと考えています。何も難しいことはありません。子供が小さい時には、家族が集まるところが子供部屋であり、ダイニングであり、リビングでもあることでしょう。学校に行くようになれば、キッチンが勉強部屋になるかもしれません。

そんな時、オープンな空間であれば自由にコーディネートすることができます。発想の数だけ、間取りがある家。そんな風に思っていただいてもいいでしょう。